宿泊業が技能実習2号に移行できるようになるの?
技能実習2号に移行できるようになるメリットは?
お客さまからよく、このような質問をよく受けます。
この記事では宿泊業の技能実習2号への移行ついて、実際に外国人の受け入れをしている私が説明しましょう!
技能実習2号への移行が望まれている理由やメリットなどについて、分かりやすくお伝えします。
技能実習2号に宿泊業が追加か
いま技能実習2号への移行対象の職種に「宿泊業」を追加する手続きを、宿泊業界は進めています!
参考:技能実習2号や3号への移行対象職種は?申請手続きに必要な書類の一覧
宿泊業に関しては、在留期間が最長1年間の「技能実習1号」で外国人の受け入れができます。
しかし在留期間が通算で3年となる「技能実習2号」や、5年の「技能実習3号」へ移行はできません。
もし2号へ移行できるようになれば、技能実習生が日本の宿泊施設でもっと働けるようになります。
技能実習2号に追加される理由
宿泊業を技能実習2号への移行対象にしたいのは、外国人観光客の急増や東京オリンピックの影響です!
かねてから「外国人の人材をスタッフとして受け入れたい」という要望が、宿泊業界から高まっていました。
そこで政府は2019年5月16日~6月14日まで、パブリックコメント(意見公募)を実施したのです。
一般の方からの意見を募集して検討した後、7月頃に正式に施行される予定でした。
しかし今もまだ、最終的な結論は出ていません。
この話は最初2019年4月に言われ、それからどんどんと伸びています。
したがって、どうなるかはいまだに不透明です。
技能実習2号に追加されるメリット
宿泊業が技能実習2号への移行対象となるメリットは、以下の3つです!
・技能実習2号として、2年目以降も実習を受けられる
・技能実習2号と特定技能1号、2つの選択肢から選べる
・技能実習2号になれば、試験なしで特定技能1号へ移行できる
参考:https://f-navigation.net/2019/04/08/tokuteiginou/
「特定技能」とは、技能実習と同じ在留資格の1つです!
人材不足が深刻な分野を「特定産業分野」とし、これらの業種で働く外国人に対して滞在を許可します。
参考:在留資格「特定技能ビザ」とは?技能実習制度の概要やメリットなどまとめ!
技能実習1号から2号への移行について、くわしくは下の記事を読んでください。
参考:外国人技能実習制度とは?技能実習2号ロの要件や申請に必要な書類の一覧
また技能実習から特定技能への移行については、下の記事が参考になるでしょう。
参考:技能実習から特定技能への移行方法!変更できず帰国しか選べない職種は?
技能実習と特定技能の違い
宿泊業が技能実習2号への移行対象となると、外国人の労働者は技能実習と特定技能の2つから選べます。
では技能実習と特定技能とでは、いったい何が違うのでしょうか?
技能実習と特定技能の違いについて、以下に分かりやすくまとめてみました!
技能実習 | 特定技能 | |
---|---|---|
目的 | 経済発展の援助 | 人手不足の解消 |
職種 | 81職種145作業 | 14業種 |
対象国 | 15ヵ国 | 9ヵ国 |
受入方法 | 管理団体を間に通す | 直接雇用 |
在留期間 | 技能実習1号:1年以内 技能実習2号:2年以内 技能実習3号:2年以内 |
特定技能1号:5年以内 特定技能2号:期限なし |
試験 | なし(介護はN4レベルの日本語能力が必要) | 技能水準や日本語能力水準を試験で確認 |
家族帯同 | 不可 | 2号のみ可能 |
転職 可否 |
原則的に不可 | 同じ職種であれば可能 |
それぞれの項目について、くわしくは下の記事を読んでください。
参考:技能実習と特定技能の違いは?目的・職種・試験など異なる点8つ
まとめ
いま技能実習2号への移行対象の職種に「宿泊業」を追加する手続きを、宿泊業界は進めています。
そのような動きになっているのは、外国人観光客の急増や東京オリンピックの影響です。
技能実習2号へ移行できるとなれば、外国人の労働者にとって選択肢が増え在留期間を伸ばしやすくなるでしょう。
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