特定技能の評価試験とは?介護など分野別の日程スケジュール

2020/01/02

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特定技能の評価試験って何するの?

評価試験の日程やスケジュールは?

お客さまからよく、このような質問をよく受けます。

 

この記事では特定技能の評価試験について、実際に外国人の受け入れをしている私が説明しましょう!

産業分野別の評価試験や日程スケジュール、日本語能力試験などについて分かりやすくお伝えします。

 

特定技能の評価試験とは

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移民政策を行っていない日本では、原則的に外国人が単純労働を行うことができません。

しかし2019年4月から始まった特定技能により、14の産業分野で単純労働を含めた外国人の就労が認められています。

参考:在留資格「特定技能ビザ」とは?技能実習制度の概要やメリットなどまとめ!

 

外国人が特定技能の在留資格を取得するには、評価試験に合格するのが必須です!

特定技能の評価試験は各職種ごとに国が求める基準をもとにして、業界団体が作成しています。

 

特定技能の資格取得にあたって、外国人は学歴や実務経験を問われません。

その代わりに特定技能の評価試験を行うことで、即戦力の人材なのかを判断するのです。

特定技能評価試験で業務における知識や技術を有していると証明されると、外国人は日本で働けるようになります。

 

産業分野別の評価試験

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特定技能の評価試験は、産業分野別で大きな違いがあります!

特定技能において新設された評価試験を、産業分野別で以下にまとめてみました。

 

<介護>

介護技能評価試験

(一般社団法人シルバーサービス振興会)

 

<ビルクリーニング>

ビルクリーニング分野特定技能1号評価試験

(全国ビルメンテナンス協会)

 

<素形材産業>

製造分野特定技能1号評価試験

(公益社団法人国際人材革新機構)

 

<産業機械製造業>

製造分野特定技能1号評価試験

(公益社団法人国際人材革新機構)

 

<電気・電子情報関連産業>

製造分野特定技能1号評価試験

(公益社団法人国際人材革新機構)

 

<建設>

建設分野特定技能1号評価試験

(特定技能外国人受入事業実施法人)

 

<造船・舶用工業>

造船・舶用工業特定技能1号評価試験

(日本海事協会)

 

<自動車整備>

自動車整備特定技能評価試験

(日本自動車整備振興会連合会)

 

<航空>

航空分野技能評価試験

(空港グランドハンドリング)

 

<宿泊>

宿泊業技能測定試験

(宿泊業技能試験センター)

 

<農業>

農業技能測定試験

(全国農業会議所)

 

<漁業>

漁業技能測定試験

(大日本水産会)

 

<飲食料品製造業>

飲食料品製造業技能測定試験

(外国人食品産業技能評価機構)

 

<外食業>

外食業技能測定試験

(外国人食品産業技能評価機構)

 

以下の3分野は製造現場で従事する業務の多くが共通しているので、共通の評価試験が実施されます。

 

・素形材産業分野

・産業機械製造業分野

・電気・電子情報関連産業分野

 

評価試験の概要については法務省の公式サイトで記載されていますので、一度ご覧になってください。

参考:試験関係|法務省

 

評価試験の日程スケジュール

 

特定技能の評価試験は、すべての産業分野で一斉に行われるわけではありません!

特定技能の対象14分野のうち、以下の5分野は先行して評価試験が実施されています。

 

・介護

・宿泊

・外食業

・飲食料品製造業

・ビルクリーニング業

 

そして、これら以外の業種の試験はまだです。

特定技能の評価試験のスケジュールは、以下のようになっています!

 

<2019年4月>

・宿泊業

・介護業

・外食業

 

<2019年10月>

・飲食料品製造業

・ビルクリーニング業

 

<2020年3月まで>

残り9業種

 

「宿泊業」「介護業」「外食業」の3業種に関しては、すでに評価試験が終わって結果まで出ています。

以下では、この3つの業種の試験内容や問題出題数に関するデータをまとめてみました。

 

産業分野 介護業 外食業 宿泊業
試験名称 介護技能評価試験 外食業技能測定試験 宿泊業技能測定試験
受験費用 1,000円程度 7,000円 2,000円
試験言語 現地語 日本語が基本で一部は現地語 日本語が基本で一部は現地語
試験問題 45問 45問 筆記30問(60分)
実技3問(5分程度)
試験時間 60分 90分 60分
合格基準 得点合計が満点の60%以上
0点の試験課題がない
全ての評価項目を実施している)
満点の65%以上 65%を基準
試験結果 Eメールでスコアレポート ウェブサイトで公表 ウェブサイトで公表

 

残りの業種の試験日程や申込時期に関しては、それぞれの省庁の公式ホームページをチェックしてください。

 

日本語能力試験もあり

 

特定技能の在留資格を取得するには、評価試験に合格するだけで良いわけではありません。

それぞれの産業分野の評価試験に加えて、日本語能力を測る試験も実施されています!

両方の試験に合格すると、はれて特定技能の外国人として認められるのです。

 

日本語能力試験に関しては、「国際交流基金日本語基礎テスト」と「日本語能力試験」のどちらか1つで判定されます。

 

<国際交流基金日本語基礎テスト>

コンピュータ・ベースト・テスティング方式

 

<日本語能力試験>

マークシート方式

 

どちらの試験でも、以下の2点を判断するために行われますよ。

 

・ある程度の日常会話を日本語でこなせるか?

・生活に差し支えない程度の能力を持っているか?

 

また介護業に関しては上記の日本語テストに加え、「介護日本語評価試験」の合格も必要です。

 

まとめ

 

外国人労働者が特定技能の在留資格を取得するには、評価試験に合格するのが必須です。

特定技能の評価試験は産業分野別で大きな違いがあり、すべての産業分野で一斉に行われるわけではありません。

またそれぞれの産業分野の評価試験に加えて、日本語能力を測る試験も実施されています。

 

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